中国ドラマ「九重紫」日本初放送!モン・ズーイー&リー・ユンルイが描く転生ロマンスの魅力

中国ロマンス史劇は、その圧倒的な映像美と壮大な世界観で観る者を魅了します。絢爛豪華な古装に身を包んだ美男美女が織りなす繊細な恋愛模様は、まるで芸術作品のような輝きを放ち、視聴者の心を深く揺さぶります。CS放送「衛星劇場」で2024年7月21日(月)より日本初放送が始まる中国ドラマ「九重紫(きゅうちょうし)」は、まさにそんな記憶に残る傑作ロマンス史劇の一つです。眼福カップルとして名高いモン・ズーイーとリー・ユンルイの再共演に加え、その美しい映像美も話題を集め、「2024年度ロマンス史劇の最強ダークホース」と称された本作の魅力を深掘りします。

九重紫の主人公・竇昭(モン・ズーイー)が古装を纏い、何かを思案する様子。転生ロマンス史劇の世界観を示す場面写真。九重紫の主人公・竇昭(モン・ズーイー)が古装を纏い、何かを思案する様子。転生ロマンス史劇の世界観を示す場面写真。

運命に抗う転生ロマンス!「九重紫」のあらすじと見どころ

「九重紫」は、同名小説を原作とした壮大な中国時代劇です。一度目の人生で命を落とした主人公・竇昭(ドウ・ジャオ)が、前世の記憶を持ったまま幼い頃に転生するという画期的な設定が特徴。真実の愛を貫くため、定められた運命に勇敢に抗う彼女の姿が描かれています。中国での公開時にはレビューサイトで高い評価を獲得し、「2024年度ロマンス史劇の最強ダークホース」として大きな話題を呼びました。

物語は、皇位争いが激化し、物々しい雰囲気に包まれた都から始まります。幼い頃に母を亡くした竇昭は、商才がなく女癖の悪い夫に嫁ぎ、病を抱えながらも一家を取り仕切っていました。しかし、夫が妹と密通していること、そして母も父の裏切りの末に死んだという衝撃の事実を知り、すべてを捨てて家を出ることを決意します。ところが、悲運が重なり、偶然出会った武将・宋墨(ソン・モー)と共に動乱に巻き込まれ、命を落とすことに。

目を覚ますと、竇昭は過去の記憶を持ったまま、幼い頃の自分自身にタイムリープしていました。生前の母に再会した彼女は、過去の記憶と秘話が記された話本「昭世録」を武器に、運命を変えることを決意します。そして、運命を共にした宋墨との再会。一度目の生で自分をかばって命を落とした彼のため、竇昭は宋墨に近づかないようにと努めますが、心はどうしようもなく彼に惹かれていく切ないロマンスが展開されます。

最強のタッグ!モン・ズーイーとリー・ユンルイの魅力

本作のストーリーを強力に牽引するのは、モン・ズーイー演じる芯の強いヒロインと、そんな彼女と運命で結びつく美青年リー・ユンルイの相性抜群のカップリングです。

モン・ズーイーは、「陳情令」での美人医師・温情役や「花令嬢の華麗なる計画」での可憐なヒロイン役で人気を博した実力派女優です。「九重紫」では、知略に優れた「女性版・諸葛孔明」ともいえるキャラクターを演じ、その強さを遺憾なく発揮しています。バラエティー番組でも活躍し、中国のZ世代女子から「お姉さんになってほしい女性」と慕われる彼女と、仲間思いで面倒見のいい人気キャラクター竇昭は、まさにイメージにぴったりです。

一方、初登場時の長い白髪姿も印象的な宋墨を演じるのは、「これから先の恋」で注目を集めた新星リー・ユンルイ。端正なルックスと抜群のスタイルから「書生の顔に武将の体を持つ」と言われる彼は、中国大ヒットファンタジー映画「封神・妖姫とキングダムの動乱」のグローバルオーディションに合格した実力派俳優です。約半年間にわたる特訓合宿で身につけた演技、武術、馬術、古代の礼儀作法はどれも一級品で、「九重紫」の大ヒットによってついに本格ブレイクを果たしました。

「九重紫」主演のモン・ズーイーとリー・ユンルイが華やかな衣装を身につけ、互いに微笑み合う。二人の相性の良さを示す劇中写真。「九重紫」主演のモン・ズーイーとリー・ユンルイが華やかな衣装を身につけ、互いに微笑み合う。二人の相性の良さを示す劇中写真。

この二人が初めて共演したのは、2023年の冒険ドラマ「西出玉門(原題)」の撮影時でした。作中では敵同士で共演シーンが少なかったにもかかわらず、番宣での絶妙なコミュニケーションが話題を集め、「この2人で年下男子の恋愛ドラマが見たい」という声が多く聞かれました。そして今回、ついにメインカップルとして待望の再共演が実現したのです。

前世の記憶と知識を武器に二度目の生で幸せを掴み取ろうと奮闘する竇昭は、「もう二度とあんな悲しい瞬間に戻りたくはない」と、自分を守ろうとして命を落とした宋墨に自ら近づくことを禁じます。しかし、前世の記憶がない宋墨は、そんな竇昭の想いもお構いなしに、聡明な彼女に強く惹かれていきます。宋墨の無邪気な想いに応えたい気持ちを必死に抑え、彼の幸せのために「好きではない」と嘘をつき続ける竇昭と、彼女の迷いを見抜き「それはあなたの本心じゃない」と優しく包み込む宋墨。二人の切なくも熱烈なロマンスに多くの視聴者が夢中になり、公開後には主演二人のWeiboフォロワー数が、モン・ズーイーは約136万、リー・ユンルイは約180万も増加したことからも、その注目度の高さがうかがえます。

視聴者を魅了した映像美と驚異的な人気

メガホンを取ったのは、小説ならではの描写を見事に映像で再現することで、華流時代劇ファンの信頼を集めるゾン・チンジエ監督です。短編作品を手掛けてきたゾン監督にとって本作が初の長編ドラマデビュー作でしたが、雪が舞い散る幻想的な初対面シーンから始まり、宋墨が膝スライディングしながら竇昭を抱き抱える場面、そして主人公二人の愛情あふれる馬上からのキスシーンなど、全話にわたって圧倒的な映像美が展開されます。切り抜き動画だけでもSNSを席巻するような、芸術的な名場面が随所に登場し、視聴者の目を楽しませます。

ロマンチックなメインカップルの演技と、その背景にある映像美が相まって、本作は公開わずか1週間でテンセントビデオの熱度30,000を突破しました。実は2024年度、この熱度30,000を超えた作品は本作を含めてわずか8本しかありません。長編作品デビューの監督が手掛け、まだ本格ブレイク前だったリー・ユンルイが男性主人公を演じた作品が、S級大作を抑えてこれだけの高評価を得たことで、本作は「2024年No.1ロマンス史劇」あるいは「2024年度ロマンス史劇の最強ダークホース」と称されるようになりました。なお、本作にはシャオ・ジャンも所属していたアイドルグループ・X玖少年団(X-NINE)出身の俳優シア・ジーグアン(夏之光)もメインキャストの一人として登場しており、彼の演技にも注目です。

壮大なロマンス史劇の傑作「九重紫」を見逃すな

「九重紫」は、芸術的な映像美の中で繰り広げられる切なくもロマンチックな真実の愛の物語に酔いしれることができる中国ロマンス史劇の傑作です。転生という非現実的な設定を巧みに使いながら、深い人間ドラマと運命に抗う強い意志を描き出しています。ぜひこの機会に、日本初放送となる「九重紫」の世界を体験し、モン・ズーイーとリー・ユンルイが織りなす感動のロマンスをお楽しみください。

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