元オリンピック(五輪)スノーボード男子代表のプロスノーボーダー、国母和宏氏(36)が16日までに自身のインスタグラムのストーリーズを更新し、間近に迫る参院選(20日投開票)への投票をフォロワーに呼びかけるとともに、現在の政治に対する強い思いを表明しました。
政治への強いメッセージ:自身の選択と未来のために
国母氏は「選挙に行こう」とメッセージを発信し、「政治の事を口にしずらい社会になってるのも理由はあるはず」としながらも、「そんなのに洗脳されるな、自分の人生だ、自分の選択、子供、未来へいい日本を残そう」と力強く訴えました。これは、国民一人ひとりが主体的に政治に関わる重要性を強調するものです。
「クソな政治家」への不満と具体例
さらに国母氏は「クソな政治家の肥やしの為に俺らが苦労するのおかしいだろ 若い奴らみんな声あげろ」と、既存の政治家に対する不満を露わにしました。「今より楽しい社会にしよう 誰の為にか分からん高い税金払って、日本の美味しい米食えなくなるなんて誰が考えたっておかしいだろ。ふざけんな石破」と述べ、高額な税負担や日本の食料自給率、特に米に関する問題について、特定の政治家(石破氏とみられる)を名指しで批判し、国民の生活に直結する課題への強い懸念を示しています。
SNSでの発信義務:若者への提言
国母氏はその後の投稿で、「今の時代SNSが普及してるんだ、少しでもフォロワーいるんならオシャレ写真あげてんじゃなくて選挙前くらそれに対して発言しろ。政治に無関心はダサいよ」と、SNSの影響力を持つ人々に対し、社会的な発言を促しました。特に若い世代に向けて、政治への無関心は「ダサい(かっこ悪い)」という強い言葉で意識改革を呼びかけ、積極的な情報発信と議論への参加を提言しています。
国母和宏氏のインスタグラム投稿より、政治への言及が注目される一枚
国母和宏氏の過去:五輪と問題発言
国母氏は、2006年トリノ冬季五輪および2010年バンクーバー冬季五輪にスノーボード男子代表として出場した経歴を持ちます。バンクーバー五輪の際には、日本選手団の公式服装を「腰パン」で着用したことが問題視され、その後の謝罪会見での「反省してま~す」という発言や舌打ちなどの態度が批判を浴び、大きな話題となりました。また、嘆願書には2014年ソチ五輪スロープスタイル金メダリストのセージ・コッツェンバーグ(米国)らトップ選手が名を連ねるなど、国際的な影響力も持ち合わせていました。
今回の発言は、彼の過去の言動とは異なる形で、社会問題に対して積極的に意見を表明する姿勢が注目されています。