韓国「軍艦島」で再びユネスコ関与を要求 世界遺産委員会、来年は釜山開催が決定


韓国政府代表は15日、日本が歴史全体を伝えるという約束が「10年たっても十分に果たされず、懸念をもたらしている」と不満を提示。今回の世界遺産委員会が日本の対応を議題にしなかったことに「遺憾」を表明し、委員会による取り組みを要求した。

これに対し、日本政府代表は「われわれの立場はこれまでに表明している通り」と発言した。委員会ではなく、日韓対話を取り組むべき課題だという立場を強調した。

「明治日本の産業革命遺産」は2015年に世界遺産に登録され、韓国は朝鮮半島出身者の強制労働があったと説明するよう日本に求めてきた。7日の委員会で、韓国は日本の取り組みが不十分だとして議題に加えるよう要求したが、投票の結果、「議題にする必要はない」とした日本側への支持が多数を占めた。

また、15日には、来年夏の世界遺産委員会は韓国の釜山で開くことが決まった。韓国が開催国となるのは初めて。韓国内で「明治日本の産業革命遺産」の日本の対応をめぐる論議が高まる可能性がある。(三井美奈)



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