漫画家の倉田真由美氏が18日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、前日17日に訃報が公表された女優・遠野なぎこさん(享年45歳)について語った。倉田氏は遠野さんが生前、真剣に交際していたとされる俳優について、最後までその名を明かさなかった秘話を披露。さらに、遠野さんの死因が警察の見解により「事故によるもので、自死ではない」と公表されたことにも触れた。
決して明かさなかった「俳優の存在」
倉田真由美氏は、遠野なぎこさんが過去に真剣に交際していた俳優がいたことに言及。「番組内でもその話はしていたけど、誰なのかはプライベートでも絶対教えてくれなかった」と回顧した。遠野さんが「誰にも言わない、墓場まで持っていく」と語っていたことを明かし、倉田氏は遠野さんの人物像を「口が固く、意志の強い人だった。そういう意味でも信頼できる人だった」としのんだ。この秘められた交際相手の存在は、遠野さんの強い個性を象徴するエピソードとして語られている。
倉田真由美氏が遠野なぎこさんとの友情と故人の秘密を語る
親友・倉田真由美氏との深いつながり
倉田氏は17日の投稿でも遠野さんの訃報を受け、「とても正直で、真面目な人でした。彼女のために何かもっと出来たはず、いや、それは難しかった、と、何度もぐるぐる考えてしまいます」と深い胸の内を明かしていた。二人はSNSなどを通じて長年にわたる交流を続けており、遠野さんは倉田氏を「生涯の友」と慕う投稿もしていた。倉田氏も2年前の投稿で、遠野さんを「仕事で出会った人で、プライベートまでずっと付き合う関係になること、私はそれほど多くはない。彼女は数少ないそのうちの一人だ」と紹介。価値観は異なるとしながらも「何故か話が合う」と特別な関係性を強調していた。また、倉田氏は以前から遠野さんの摂食障害を心配するコメントも寄せていた。
「事故死」として公表された死因と愛猫の安否
遠野なぎこさんの訃報は、親族名義の文書でブログを通じて公表された。文書には「このたび、遠野なぎこ(享年45歳)が永眠いたしましたことをご報告申し上げます」と記されている。故人の名誉のため、死因についても言及されており、「現在、警察の見解によりますと、事故によるものであり、自死ではございません」と明確に伝えられた。さらに、ファンからの心配の声に応える形で、「故人が生前大切にしておりました愛猫は無事に保護され、現在は安心できる環境で元気に過ごしております。どうぞご安心ください」と、愛猫の安全も報告された。
遠野なぎこさんの突然の訃報は多くの人々に衝撃を与えたが、親しい友人である倉田真由美氏の言葉からは、彼女の人間的な魅力や、最後まで貫いた強い意志が垣間見える。また、死因が「事故死」であること、そして大切にしていた愛猫が無事であるという正確な情報が伝えられたことで、故人を悼む人々にとって安堵と深い追悼の念が広がっている。