【北京=三塚聖平】中国メディアは20日夜、同日投開票の参院選で自民、公明両党の獲得議席が過半数を維持することが困難になったとの見通しを、日本メディアの出口調査を引用して速報した。今後の日中関係にも影響を与えることから中国側は参院選の結果を注視している。
中国国営新華社通信は同日、参院選に関して「日本の連立与党が参院の過半数議席を維持するのは困難になった」という日本メディアの出口調査の結果を伝えた。
中国国営中央テレビ(電子版)は同日、昨年10月の衆院選に続いて自民、公明の連立与党が過半数割れとなれば「自民党総裁で首相の石破茂氏の進退問題が焦点になる」との見方を示した。中央テレビは「参院でも過半数を失えば石破氏の政権運営の道のりはますます困難になる」とも指摘した。