[東京 21日 ロイター] – 自民・公明の過半数割れが伝わった参議院選挙明けの取引で、ドル/円は不安定な値動きとなっている。21日早朝の取引で一時147.74円と、前週末ニューヨーク市場の終盤から1円超ドル安/円高に振れた後、148円半ばまで切り返している。
「積極財政への思惑で円が売られていた分が一部巻き戻されたが、石破(茂)首相退陣の可能性が消えたわけではなく、続投しても選挙の敗北で自民党内の積極財政派の意見も取り入れなければいけない」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作チーフ為替ストラテジスト)との見方が聞かれた。