【AFP=時事】親イランのイスラム教シーア派系武装組織フーシ派は22日、イスラエルの主要空港を標的に2度の攻撃を実施した。イスラエル軍は両方とも迎撃に成功した。前日には、フーシ派が支配するイエメン西部の港湾都市ホデイダをイスラエル軍が空爆していた。
【写真】イスラエル、フーシ派支配のイエメン・ホデイダ港を攻撃
フーシ派の報道官によれば、同派は極超音速弾道ミサイル「パレスチナ2」をイスラエルのベン・グリオン国際空港に向けて発射したという。数時間前にも同様の攻撃を行ったと主張している。フーシ派は、パレスチナ自治区ガザ地区での紛争を巡るパレスチナへの連帯を掲げ、イスラエルへの攻撃を続けている。
20日のホデイダ攻撃についてイスラエルのイスラエル・カッツ国防相は「以前に破壊したテロインフラの復旧を阻止するための攻撃だった」と述べ、「イエメンの運命はイランと同じになるだろう」と警告した。
フーシ派の治安当局者はAFPに対し匿名を条件に、今回の空爆で「以前の攻撃後に再建された港の接岸施設が破壊された」と明らかにした。
フーシ派は今月、紅海やアデン湾で、イスラエルと関係があるとする商船への攻撃を再開し、イスラエルに対してガザへの攻撃をやめるよう迫っている。【翻訳編集】 AFPBB News