参議院選挙の東京選挙区において、第2位の得票数で初当選を果たし、一躍注目を浴びる参政党のさや氏(43)。彼女に対する関心は選挙期間中からSNSを中心に高まっていましたが、この度、参政党からの本名「塩入清香(しおいりさやか)」の急な公表と、音楽家・塩入俊哉氏(65)との結婚が週刊文春によって報じられ、その知られざるプライベートに大きな注目が集まっています。この記事では、新たに明かされたさや氏の経歴や、長年にわたる夫との関係について深掘りします。
参院選初当選を果たし、夫の音楽家・塩入俊哉氏と並ぶ参政党・塩入清香氏(さや氏)
突如明かされた本名と夫の存在
7月23日、参政党は公式ホームページを通じて、これまで非公開であったさや氏の本名が「塩入清香」であることを公表しました。党側は本名公開を控えていた理由として、「本人の家族の健康状態を考慮したため」と説明しています。この公表と時を同じくして、「週刊文春」は、さや氏が既婚者であり、夫が著名な音楽家である塩入俊哉氏であることを報じました。文春の報道によると、塩入俊哉氏はさや氏より22歳年長の65歳で、約10年前に前妻と離婚した後、2020年にさや氏と再婚したとされています。この突然の発表は、国民の関心を引くだけでなく、政治家のプライベートと情報公開のあり方についても一石を投じる形となりました。
ジャズシンガーとしてのキャリアと“一級品”の歌声
さや氏は横浜市出身で、青山学院女子短期大学を卒業しています。大学卒業後、彼女はジャズシンガーとしての道を歩み始め、2008年にはCDデビューも果たしました。彼女の歌手としての素顔を知る人々は、その歌唱力を高く評価しています。横浜市内で30年以上続くライブバーの男性は、「横浜の出身と聞いています。市内のライブハウスでバイトをしていたところ、歌ってみないかと誘われてジャズを歌い始めたんですよ。歌手としてのスキルもさることながら、彼女の声質はまさに“一級品”だと思います」と語っています。
また、別の横浜市内のライブハウス関係者も、さや氏の歌手としての才能と集客力を証言しています。「彼女が初めてうちの店に出演したのは20年ほど前で、多い時は月に3〜4回も出演していましたね。元々はジャズが中心でしたが、徐々にクラシック寄りの音楽性へとシフトしていきました。歌は本当に上手く、彼女目当てで来るお客さんも非常に多かった。集客は本当にお世辞抜きで良かったと思いますよ」と語る一方で、「まさか参政党から立候補するなんてね。当時のお嬢様のような雰囲気からは想像もつかないし、政治には全く興味がなさそうでした」と、政治家への転身に驚きを隠せない様子でした。選挙戦で美声を枯らしながら支持者を魅了したさや氏の演説は、歌手としての経験が大きく活かされていたと言えるでしょう。
音楽界隈で知られていた長年の関係
さや氏と22歳年上の夫、塩入俊哉氏との関係は、音楽界隈では長年の公然の秘密であったことが、複数の関係者によって明かされています。前述のライブハウス関係者は、「週刊文春の記事は見ていないけれど、二人が付き合っているのはずいぶん前から知っていましたよ」と語り、塩入氏が前妻と離婚するよりも前から、さや氏との間に「いい感じの関係」があったことを示唆しました。
「もう古い話ですよ。塩入さんが10年前に離婚したとのことですが、それより前から二人は良い関係でした。というよりも、音楽業界の仲間たちはみんな知っていましたね。直接ほのめかされたわけではないけれど、隠すつもりもなかったと思います」と関係者は続けます。二人の関係を確信させた具体的なエピソードとしては、「この業界では特殊で、演者さんには領収書に住所などを書いてもらうのですが、ある時期、二人の住所がずっと一緒だった時期がありました。また、バンドメンバーが個々に帰る中、いつも二人だけ一緒に帰っていたりね。今で言う“匂わせ”みたいなものですよ」と語っています。塩入俊哉氏については、「“天才肌”気質で、近づきがたい雰囲気の方でしたね。知名度も実力も当時から折り紙つきでした。あの頃は『なぜこんな若い子に手をつけちゃったんだろう』と正直思っていました」と、当時の心境を明かしました。音楽界の重鎮と、若きジャズシンガーの長年にわたる関係は、多くの人々の知るところだったようです。
結びに
参議院選挙での初当選により、政治家としての新たな一歩を踏み出した参政党のさや氏。本名「塩入清香」の公表と、長年のパートナーである音楽家・塩入俊哉氏との結婚が明らかになったことで、その私生活にも大きな注目が集まっています。ジャズシンガーとしての輝かしい経歴と、音楽界隈では知られていた夫との深い絆は、彼女の人間性を多角的に映し出しています。今後、政治の舞台でどのような活躍を見せるのか、そしてそのプライベートがどのように語られていくのか、引き続き関心が高まることでしょう。