元大阪府知事で大阪市長も務めた弁護士の橋下徹氏(56)が24日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)に生出演し、参院選で惨敗し、進退が注目されている自民党総裁の石破茂首相(68)についてコメントした。
非改選を含めて過半数を維持できる50議席の目標を割り込み、47議席に終わった自公与党。23日には石破氏に加え、麻生太郎氏、菅義偉氏、岸田文雄氏の首相経験者3人らと会談を開いたが、石破氏は会談後、「私の出処進退については一切、話は出ておりません」と断言し、続投の意思をあらためて示した。
では、密室の中で何が話し合われたのか。橋下氏は「4人の話ですから、4人しか知らないこと」「また聞きレベル」などと前置きしつつ、裏事情を語った。「4人の参加者の中である方から“辞めてもらわなきゃ困るよね”という発言があったのは明らかなんですよ、会談前に」と話し、「麻生さん、菅さん、岸田さんは大人の政治家なので、石破さんがやり続けたいと言った時に、それを辞めろとは3人は言ってない。ただ、やれとも言ってないんです。石破さんがやりたいと言ったところで、3人は沈黙という状態なんです」と続けた。
今後についても見通しを語った。「その解釈は、石破さんがやりたいというのを認めたのか、認めないのかと言えば、僕もまた聞きレベルですけど、継続は認めないという雰囲気だったというのは、周りからは聞いています」と述べ、「あとは時期の問題というところになっているんじゃないでしょうか」と推測した。