ウクライナの首都キーウがロシア軍の大規模な攻撃を受け、これまでに12人が死亡、135人が負傷しました。
また、ロシア国防省はウクライナ東部ドネツクの要衝を制圧したとも発表していて、攻勢を強めています。
地元当局によりますと、ロシア軍が31日、首都キーウにドローンとミサイルによる攻撃を行い、住宅にミサイルが着弾したほか、学校、医療施設などにドローンの破片が落下しました。
この攻撃で、これまでに子ども1人を含む12人が死亡し、135人が負傷したということです。
ゼレンスキー大統領はSNSで、ウクライナ全土で300機以上のドローンなどによる攻撃を受けたと明らかにした上で、「平和に対するロシアの回答を目の当たりにした。新たな見せしめ的な殺りくだ」と述べ、ロシアを非難しました。
一方、ロシア側は「ウクライナの軍事施設や関連企業を攻撃し、すべての目標を達成した」としています。
また、ロシア国防省は31日、ウクライナ東部ドネツク州の要衝チャシフヤールを制圧したと発表しました。
チャフシヤールを巡っては、ロシア軍とウクライナ軍が1年以上にわたって激しい攻防を続けていて、ロシア軍はこの地域を足がかりにドネツク州全域の掌握を狙うものとみられ、攻勢を強めています。
フジテレビ,国際取材部