福原愛さん、北京の日本人学校訪問　卓球と中国語上達の秘訣を伝授

　【北京＝三塚聖平】昨年１０月に現役引退した卓球の五輪２大会連続メダリストの福原愛さん（３１）が９日、北京の日本人学校を訪問した。日本人と中国人の児童・生徒と卓球をするなど交流を深めた。

　生徒らを前に五輪出場などの経験を語った福原さんは「諦めないで努力することが強くなる上で一番の近道だ」と強調。流暢（りゅうちょう）な中国語を話すことでも知られるが「間違ってもいいので思い切って話すのが大事だ」と上達の秘訣（ひけつ）を語った。

　福原さんとプレーした日本人学校の生徒（１４）は「自分は初心者だが一緒にプレーできてよかった。中国語を話すコツも教えてもらってためになった」と話した。交流会には北京市の月壇中学校の生徒も加わったが、福原さんと卓球をした同校の女子生徒（１４）は「大好きな福原さんと卓球ができてうれしかった」と笑顔を見せた。