8月3日に放送された人気バラエティ番組『ザ! 鉄腕! DASH!!』(日本テレビ系)で、新たなメンバーの出演が明らかになり、一部視聴者から不満の声が上がっています。特に、メイン企画の一つ「新宿DASH」において、国分太一さんの後任としてtimeleszの松島聡さんと篠塚大輝さんが登場したことが注目を集めています。
国分太一の降板と『新宿DASH』の行方
「新宿DASH」は、東京・新宿を舞台にTOKIOが培った知識を活かし、大都会の自然に生物を呼び戻すことを目指す企画です。これまで国分太一さんが中心となって進行していましたが、6月20日に国分さんが複数のコンプライアンス違反を理由に番組を降板し、無期限の活動休止を発表。さらに、6月25日にはTOKIOも解散したことで、「新宿DASH」の今後の動向が大きく注目されていました。
timelesz松島聡と篠塚大輝、新体制での挑戦
番組では、準レギュラーであるtimeleszの松島聡さんが、大都会にホタルをよみがえらせるプロジェクトと、新宿の屋上でのぶどう作りという二つの大きなプロジェクトに取り組む様子が放送されました。ぶどう作りにおいて、松島さんは「DASHを、ぶどうを、私が責任を持って背負います」と力強く意気込みを語りました。しかし、一人では困難な作業が続いたため、番組終盤で助っ人として同じtimeleszの新メンバーである篠塚大輝さんを呼び出しました。今後は松島さんと篠塚さんの二人が協力して作業を進めていく見込みです。
篠塚さんはtimeleszの新メンバー募集オーディションを通過し、2025年2月にグループに加入したばかりです。過去に芸能活動の経験はありませんが、一橋大学に在学中という経歴を活かし、近年はクイズ番組への出演も増えています。松島さんは番組内で篠塚さんについて「すごいまじめで、勉強熱心ですごく心強い人です」と紹介しており、ファンからは篠塚さんの『鉄腕DASH』出演を喜ぶ声も上がっています。
新体制となったtimeleszメンバーの集合写真
視聴者から上がる「ゴリ押し」批判の声
しかし、一方で、SNS(旧X)上では、《マジかー。。。各Gから1人じゃないんかぁ》《鉄腕DASH、TOKIO以外のグループ出るの嫌だけどメンバー減っちゃったし仕方がないなって思ってたけど、timeleszは違うだろ》《鉄腕DASHって、基本1グループ1人くらいで上手く回してたじゃんか。なんでtimeleszだけ2人出てくるんだよ》といった不満の声が多数見受けられます。これは、これまでの番組の出演者に関する“法則”との違いを感じる視聴者が少なくないためと考えられます。
『鉄腕DASH』には、SUPER EIGHTの横山裕さん、SixTONESの森本慎太郎さん、Travis Japanの松田元太さんなど、STARTO ENTERTAINMENTに所属する多くのタレントが準レギュラーとして出演しています。しかし、メイン出演者であるTOKIOを除き、一つの企画に同じグループのメンバーが二人以上出演するケースはこれまでほとんどありませんでした。timeleszは新メンバーを加えて8人体制となり、音楽番組やバラエティ番組での露出を増やしている状況です。このような背景で『鉄腕DASH』に二人が出演したことが、“ゴリ押し”という印象を与え、一部視聴者の反発を招いたと見られています。
歴史ある番組とジュニアの「苦労」との対比
1995年にスタートした『鉄腕DASH』は、2025年には放送30周年を迎える長寿人気番組です。篠塚さんはtimelesz加入からわずか半年足らずでの番組出演となりましたが、これに対し懸念の声も聞かれます。
TOKIOの番組として長い歴史を持つ『鉄腕DASH』には、出たくてもなかなか出られなかったジュニアも少なくありません。現在、準レギュラーとして活躍するAぇ! groupの草間リチャード敬太さんも、CDデビュー前のジュニアだった2019年に番組に出演した際は、当初はほとんどカメラに映らず、スタッフのような役割も経験していました。しかし、ガス溶接作業者の資格を取得するなど、地道な働きぶりがTOKIOメンバーから徐々に評価され、出番を増やしていったという経緯があります。
一方で、篠塚さんが松島さんに呼び出される形で比較的「あっさり」と出演を果たしたことから、“苦労人”であるリチャードさんとの差を感じ、それが一部視聴者の不満の一因になった可能性も指摘されています。
結論
国分太一さんの後任として「新宿DASH」を背負うことになったtimeleszの松島聡さんと、新たに加わった篠塚大輝さん。彼らがこの長寿番組の伝統を引き継ぎ、「タイムレス」に支持される企画として発展させられるか、今後の視聴者の反応と二人の活躍に注目が集まります。