鈴木亮平「カッコつけようとしてもボロが出てしまう」 共演者も「あの人は抜けている」と口を揃えるワケ 劇場版「TOKYO MER」撮影舞台裏


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──劇場版「TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション」(8月1日公開)で、救急救命医の喜多見幸太を演じる。離島を舞台にした同作では、高杉真宙や生見愛瑠といった若い新たなキャストを迎え入れた。チーフドクターという役柄として、また主演俳優として、新たなチームを率いる立場となった。

 年齢を重ね、自身の現場でのあり方は変わってきていると思うか? そう尋ねると、少しはにかみながら「変わったと思いますよ」と口にした。

■「あの人は抜けている」

 自分がどのような影響を与えるかで作品のクオリティーが変わってきますから、「いつまでも子どものままではいられないな」という感覚はあります。いまは若い役者さんたちがいかにリラックスしながらお芝居ができる環境を作れるか、ということを意識するようになりました。

 以前は、無理して現場でカッコつけようとしていたこともあるんです。クールでいたほうがいいんじゃないか、近寄りがたい雰囲気を醸し出したほうが現場がピリッとするのではないか、なんて考えながら。でも、僕の場合はまったくうまくいかなかった(笑)。ピリッとさせることで現場がうまくいくようになる方ももちろんいらっしゃるのですが、僕は緊張感を与えるのが好きなタイプではなく、どちらかというとすぐにふざけてしまうタイプ。無理をすると周りの人々も気づくので、うまくいかないんですね。

 役のイメージもあってか、世間ではあまりそう思われていないかもしれないのですが、僕にはすごく抜けているところがあって。今回の作品のどの共演者に聞いても「あの人は抜けている」と口を揃えるんじゃないかな。セットに頭をぶつけたり、セリフを間違えたり、とよく失敗もするので、カッコつけようとしてもボロが出てしまう。



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