4年間、交際
11月2日に配信開始された「チャンスの時間」(ABEMA)で、オズワルドの伊藤俊介が約4年前から交際していた蛙亭のイワクラと別れたことをメディアで初めて告白した。【ラリー遠田/お笑い評論家】
【写真を見る】オズワルド伊藤と蛙亭イワクラ シェアハウス時代の「エモ写真」
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千鳥がMCを務めるこの番組で、リンダカラー∞のりなぴっぴがタロット占いで悩める芸能人の相談に乗るという企画が行われていた。そこに登場した伊藤は、最初は仕事のことを相談していたのだが、途中でイワクラの話題が出ると、観念したように「わ、別れまして」と告白した。
オズワルドの2人がパーソナリティを務める11月9日放送の「レバレジーズ presents MUSIC COUNTDOWN 10&10」(Lucky FM)でもこのことに触れていた。伊藤は「98%、俺が悪かったね」と、別れの原因は自分にあると語っていた。
伊藤とイワクラの交際はお笑い界では珍しくオープンな関係だった。バラエティ番組などでもその仲睦まじい様子がたびたび語られ、売れっ子芸人同士のカップルとして多くの人に親しまれていた。そのため、今回の破局のニュースは多くの人に衝撃を与えた。芸能人にとって、プライベートの事情と仕事には直接の関係はないのだが、伊藤という芸人のキャリアについて考える場合、今回の破局が1つの転機となる可能性はある。
もともと伊藤は「飲む打つ買う」のような昔ながらの破天荒な芸人像に憧れを抱いているタイプの芸人だった。実際、酒が好きで毎日のように飲み歩いていたし、仕事に遅刻することも多かった。ボーイとして10年間働いていたこともあり、夜の世界に馴染んでいた。稼げるだけお金を稼ぎたいと語っていたこともあった。
バラエティ番組に出たときにも、ほかの芸人に対してネチネチと嫌味なことを言う芸風を確立していた。率直に言えば、面白さで認められることはあっても、多くの人に好感を持たれるようなキャラクターではなかった。
だが、そんな伊藤が芸人仲間のイワクラと交際していることが発覚したことで、彼のイメージは良くなった。イワクラもテレビなどでは伊藤のことを悪く言うことはなかった。そのため、伊藤が表向きにはヒールっぽいキャラに見えるとしても、プライベートでは悪い人間ではないのだろう、というふうに思われるようになった。






