経団連が8日発表した2025年夏のボーナスの平均妥結額(最終集計)は前年比3.44%増の97万4000円と、比較可能な1981年以降で最高だった。
前年を上回るのは4年連続。
経団連労働政策本部は「春闘で算定の基礎となる基本給を上げた会社が多かったほか、製造業を中心とする好業績も反映されやすかった」と分析。「力強い上昇の勢いが続き、定着した」と見ている。
22業種154社の妥結状況を集計した。このうち、製造業(119社)は4.37%増の102万9479円と4年連続で前年を上回り、初めて100万円の大台を超えた。非製造業は3.30%増の86万3726円だった。