高田純次の連発ボケに吉田たかよし氏が爆笑ツッコミ!「クギズケ!」で「バッシングハイ」を深掘り

人気バラエティ番組「上沼・高田のクギズケ!」(読売テレビ)が先ごろ放送され、司会を務める上沼恵美子さんと高田純次さんの軽妙な掛け合いに、ゲストコメンテーターの医学博士・吉田たかよし氏が思わず机を叩いて大爆笑しながらツッコミを入れる一幕がありました。特に、高田氏のユーモラスなボケが連発し、吉田氏の専門知識とのギャップが視聴者の笑いを誘いました。吉田氏は灘中学・高校、東京大学を卒業した秀才としても知られ、その知的な背景から繰り出されるツッコミは一層際立ちました。

「バッシングハイ」の深層とオピオイドの役割

番組内で取り上げられたテーマは、現代社会に共通する興味深い心理現象「バッシングハイ」でした。これは、批判や非難を浴び続ける中で、時折寄せられるわずかな応援の声によって精神的に高揚する状態を指す言葉です。吉田たかよし氏は、「医学的に非常によくできた言葉」と評価し、そのメカニズムについて科学的な解説を加えました。

吉田氏の専門的解説

吉田氏は、「ランニングハイ」を例に挙げながら、体が苦しい状態に陥ると脳内で「オピオイド」という麻薬に似た成分が分泌されると説明。このオピオイドが精神的な苦痛から心を保護する役割を果たすと述べました。しかし、高田純次氏が「メジャーリーガーみたいな名前ですね」とボケを入れると、吉田氏は冷静に「それは関係ありませんね」と切り返しました。吉田氏はさらに、オピオイドによって一時的に元気に楽観的になることで、かえって物事を考え誤った判断を下す危険性があると補足。また、長期的にバッシングを受け続けるとオピオイドが枯渇し、「燃え尽き症候群」に繋がる可能性も指摘しました。

「上沼・高田のクギズケ!」でユーモアあふれるトークを繰り広げる高田純次氏「上沼・高田のクギズケ!」でユーモアあふれるトークを繰り広げる高田純次氏

高田純次氏の連発ボケと吉田氏の鋭いツッコミ

オピオイド枯渇への対策として吉田氏が提案したのは「犬と触れ合うこと」でした。この提案に対し、高田氏がすかさず「ネコはだめなんですか?」と質問。吉田氏は「ネコでもいいんですけど犬の方が効果が高い」と真面目に答えます。さらに高田氏が「ハツカネズミは?」と畳みかけると、上沼さんが「もうええ」と呆れ顔で制止。吉田氏も苦笑いを浮かべながら「この話、終わらなくなる。哺乳類全部出てくる」と両手を広げ、スタジオは笑いに包まれました。

動物との触れ合いがもたらす効果

吉田氏は改めて、犬が社会的な動物であり、人間と心を通わせる能力が非常に高いと強調しました。司会の上沼恵美子さんも自身が犬を飼っている経験から、「会話できる」とその能力の高さを実感していると明かしました。吉田氏が「犬が言語を理解してコミュニケーションをとっていることは脳科学的に証明されている」と上沼さんの言葉を補足し、専門家としての視点を提供しました。

めだかボケへの痛快な一撃

しかし、ここでも高田純次氏のボケが炸裂します。高田氏が「僕はめだかを飼ってるんですけど、めだかはダメですか」と問いかけると、ついに吉田たかよし氏は「めだかのこと分かるわけねーだろ!」と机を叩きながら大爆笑し、痛快なツッコミを入れました。この瞬間のユーモラスなやり取りは、番組のハイライトとなり、視聴者に大きな笑いと印象を残しました。

まとめ

「上沼・高田のクギズケ!」での高田純次氏と吉田たかよし氏の対談は、単なるバラエティ番組の枠を超え、心理学的な概念「バッシングハイ」と医学的な「オピオイド」の役割を、ユーモラスかつ分かりやすく解説する貴重な機会となりました。高田氏の自由奔放なボケと、吉田氏の学術的な知識に裏打ちされた冷静ながらも最後には感情を爆発させるツッコミのコントラストが、視聴者に深い印象を与え、知識と笑いの両方を提供するユニークな放送回として記憶されるでしょう。

参考資料