【08月18日 KOREA WAVE】韓国の特別検察官チームが、ユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領の妻キム・ゴニ(金建希)氏から、「ドイツモーターズ株価操作事件」の主要人物であるイ・ジョンピル氏から2000万ウォン相当の小切手を受け取ったという証言を確保した。
法曹界によると、キム・ゴニ氏は8月6日に実施された特別検察官チームによる初回の召喚取り調べでこう証言し、具体的な公演名を口にしながら「チケット代だったのか……」と曖昧な発言で締めくくったとされる。
特別検察官チームは、キム・ゴニ氏が当時、16億ウォンが入った証券口座をイ・ジョンピル氏に預けており、その後、4700万ウォンの損失補填金を受け取った疑いがあるとみている。今回の2000万ウォン相当の小切手も、この損失補填の一環と見なしている。
キム・ゴニ氏は株式委託の際、6700万ウォンの損失を被ったとされており、既に特定された補填金4700万ウォンに2000万ウォンを加えた金額がちょうどその損失額と一致することから、検察は補填とみている。
一方、キム・ゴニ氏側は、イ・ジョンピル氏と損失補填の約束を交わした事実自体がなく、受け取った金銭は別の契約に基づくものだと反論しているという。
特別検察官チームは今後、キム・ゴニ氏とイ・ジョンピル氏の対面による尋問を検討しているとされる。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News
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