秋田宗好氏、急性心筋梗塞で急逝 54歳 『DAKARA』CM余分三兄弟でも活躍

俳優の秋田宗好さんが7月17日に急性心筋梗塞のため54歳で急逝したことが、22日、所属事務所オフィスヤマジャムの公式サイトで公表されました。数多くのドラマや映画に出演し、CMでも人気を博した実力派俳優の突然の訃報に、関係者やファンに深い悲しみが広がっています。

俳優・秋田宗好氏、急性心筋梗塞により54歳で急逝したニュースを伝える一枚。俳優・秋田宗好氏、急性心筋梗塞により54歳で急逝したニュースを伝える一枚。

オフィスヤマジャムが訃報を報告、遅延を謝罪

オフィスヤマジャムは、公式サイトにて「秋田宗好に関するご報告」と題し、秋田宗好氏の逝去を正式に発表しました。発表によると、秋田氏は「俳優として多くの作品に出演し、また弊社代表としても尽力してまいりました」と紹介され、令和7年7月17日に急性心筋梗塞により享年54歳で急逝したと伝えられています。事務所は「あまりにも大きな存在であった秋田との突然の別れを受け止めることができず、私たち関係者一同は未だ深い悲しみの中におります」と心境を綴りました。また、秋田氏が生前携わっていた仕事を無事に終えるため、訃報の公表が遅れたことについて、応援し支えてくださった関係者やファンに対し、深くお詫びの言葉を述べています。

葬儀は近親者のみで執り行われる

故人の遺志とご遺族の意向により、葬儀はすでに近親者のみの家族葬で執り行われました。オフィスヤマジャムは「生前のご厚誼に深く感謝するとともに、謹んでご報告申し上げます」と結び、改めて秋田氏への感謝と追悼の意を表しています。

映画「YAWARA!」でデビュー、余分三兄弟で人気

秋田宗好氏は、1970年8月26日生まれ、東京都出身。1989年公開の映画「YAWARA!」で俳優デビューを果たしました。その後も、NHKの連続テレビ小説「ひらり」や、1992年のヒット映画「シコふんじゃった。」など、多くのドラマや映画でその演技力を披露し、幅広い役柄で活躍してきました。特に、サントリー・DAKARAのCMで「脂肪・糖分・塩分」を擬人化した人気キャラクター「余分三兄弟」の糖分役を演じ、そのユニークな存在感は多くの視聴者に親しまれ、お茶の間でも広く知られることとなりました。

秋田氏の突然の逝去は、日本のエンターテインメント界にとって大きな損失であり、彼の残した功績と人柄は多くの人々の記憶に残り続けることでしょう。

参考文献