トランプ米政権のウィットコフ中東担当特使は26日、ロシアとウクライナの和平合意に向け、週内にニューヨークでウクライナ側の代表団と協議することを明らかにした。FOXニュースのインタビューで語った。トランプ氏が実現を目指す露ウクライナ首脳会談に関する準備交渉とみられる。
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ウィットコフ氏はインタビューで「今週ウクライナ側とニューヨークで会う。ロシア側とも毎日話をしている」と説明。「最終的には(露ウクライナの)2国間会談が開かれるかもしれない」とも述べた。
一方、トランプ米大統領は26日、ホワイトハウスで記者団に対し、プーチン露大統領が和平に応じない場合、大規模な経済制裁を科す考えを表明し、「世界大戦は起きないが、経済戦争になるだろう」と述べた。ただ、ウクライナのゼレンスキー大統領に関しても「全くの無実ではない」と指摘し、双方に歩み寄るよう求めた。
ウクライナ和平を巡り、トランプ氏は22日にも「今後2週間以内」に和平交渉が進展しなければロシアへの追加制裁や対露取引国に対する関税引き上げなどの措置をとると表明していた。(ワシントン支局)