神奈川県川崎市は市立小学校の教師が学校のプールの給水栓を閉め忘れ、およそ15時間にわたって167.2トンの水道水を流出させたと発表しました。
川崎市宮前区にある市立有馬小学校で7月17日の午後、消防用水のためにプールが満水になるよう指示を受けた担当教師が注水を開始しました。
退勤前に止水作業を行う予定でしたが、校舎内の引っ越しに向けた準備作業などの対応をしているうちに、プールの水を止め忘れたまま退勤してしまったということです。
翌日の午前7時に担当教師が出勤したところ、水が出ていることに気付き給水栓を閉めましたが、15時間にわたり167.2トンの水道水が流れ、およそ14万円の損害が出たということです。
川崎市教育委員会はこれまでの同様の事案から複数の職員で声をかけあって注水や止水を行い、アラームをセットするマニュアルを作っていましたが、守られていなかったということです。
川崎市教育委員会は小学校の校長や担当教師らの過失によるものであると判断しましたが、過失の内容や経緯、業務の状況などの事情を考慮して、損害賠償請求は行わないということです。
テレビ朝日報道局