紗栄子、観光牧場での子猫遺棄に憤慨「許されない行為」警察が捜査開始へ

タレントで実業家の紗栄子(38)が、自身が運営する栃木県大田原市の観光牧場「NASU FARM VILLAGE」で生後間もない子猫3匹が置き去りにされたことを自身のInstagramで明かし、この「動物遺棄事件」に対し強い憤りを表明しました。警察もこの事案を正式に受理し、捜査を開始しています。

観光牧場で発生した「動物遺棄事件」

紗栄子の報告によると、先日「NASU FARM VILLAGE」の敷地内に、生後1週間ほどとみられる子猫3匹がケージごと置き去りにされていました。餌も残されていたことから、完全に野放しにされた状況ではなかったものの、紗栄子は「炎天下に置き去りにすることは命を危険にさらす行為であり、絶対に許されることではありません」と厳しく批判。幼い命が無責任な行動によって危険に晒されたことへの強い怒りをにじませました。

この件を受け、NASU FARM VILLAGE側は直ちに警察に相談。その結果、この事案は「動物遺棄事件」として正式に扱われることとなり、今後、監視カメラの映像解析などを含めた本格的な調査・捜査が進められることになりました。警察による捜査期間中は子猫たちの里親探しができないため、連携する動物保護団体に一時的に預ける対応を取るとのことです。紗栄子は「私たちにも施設や人員の限界があります。本来であれば警察対応や長い手続きを経ずに済んだはずです」と、このような無用な負担が生じることへの遺憾の意を示しました。

紗栄子の観光牧場NASU FARM VILLAGEで発見された生後1週間の子猫たち3匹紗栄子の観光牧場NASU FARM VILLAGEで発見された生後1週間の子猫たち3匹

紗栄子が訴える「命を守る勇気」

置き去りにされた子猫たちは、交通量の多い道路沿いに捨てられていたといい、その命はまさに危険に晒されていました。紗栄子は、動物を飼育できない事情があるならば、決して命を危険に晒すような形で手放すのではなく、安全な方法で託してほしいと強く訴えています。「それが手放す人にとって、その子にしてあげられる最後の優しさであり、守るための行動です」と語り、動物の命に対する責任と愛情を呼びかけました。

さらに彼女は、「プライドや迷いよりも、どうか命を守る勇気を選んでください。私はそれを受け入れます。私たちの行動ひとつで守れる命があります」と真摯にメッセージを送りました。動物保護に対する深い経験と専門知識を持つ実業家としての彼女の言葉は、多くの人々に動物愛護の精神を問いかけるものとなっています。

今回の「動物遺棄事件」は、単なる迷惑行為にとどまらず、尊い命が軽んじられる現代社会の課題を浮き彫りにしています。紗栄子の毅然とした対応と、命の尊厳を守るための呼びかけは、今後も社会的な議論を喚起し続けるでしょう。

参考文献