【愛知】名神高速での衝撃事故:走行中の車がガードレールに激突・横転 タイヤバーストの可能性

8月、愛知県を走る名神高速道路で、走行中の乗用車が突如としてコントロールを失い、ガードレールに激しく衝突後、横転するという衝撃的な瞬間がカメラに捉えられました。この事故によりガードレールは「くの字」に大きく湾曲するほどの強い衝撃があり、目撃したドライバーは突然の事態に驚きながらも、タイヤのバーストが原因ではないかと指摘しています。高速道路上での予期せぬ車両の異常は、重大な事故に直結する危険性を改めて浮き彫りにしました。

目の前で起きた「恐怖の瞬間」:詳細な目撃証言

愛知県の名神高速道路で8月26日、ドライバーが「恐怖の瞬間」を目の当たりにしました。撮影者の前方を走行していた白い乗用車が、突然不審な挙動を見せ始めたのです。当時の状況について撮影者は「お尻をふるような不思議な動きをし始めたので、これはおかしいなと違和感を感じた」と語っています。異変が起きた直後、白い車は制御不能となり、左車線へと大きく逸脱。そのままガードレールに激しく激突しました。

車体は衝突の衝撃で宙に浮き上がり、ガードレールは見るも無残に「くの字」に折れ曲がるほどの被害を受けました。そして、再び視界に入った白い車は、横転した状態で停止していました。この一部始終を目撃した撮影者は、思わず「えーー、うわ…」と声が漏れたといいます。特に、真横を走っていたトラックの危険性を指摘し、「たぶん横にいたトラックが一番怖かったと思います。急に真横から車が来たので、逆にそのトラックが、よく止まれたなと」と、二次災害に繋がりかねない状況への懸念を述べました。

名神高速道路でガードレールに衝突し横転した白い乗用車名神高速道路でガードレールに衝突し横転した白い乗用車

事故原因の究明:タイヤの異常が示すもの

目の前で起きた予期せぬ交通事故でしたが、白い乗用車に何が起きていたのでしょうか。車両がコントロールを失った瞬間を捉えた映像には、白い車体から分離したとみられる黒く細長い物体が映り込んでいました。撮影者はこの状況から、事故の原因について「推測ではありますが、おそらくタイヤが剥がれていたのが見えている以上、タイヤがバーストしてハンドル制御がきかなくなり、衝突してしまったのだろう」と分析しています。タイヤの突然の損傷、すなわちバーストは、高速走行中の車両にとって極めて危険な事態であり、瞬時に車両の挙動を不安定にさせ、制御不能に陥らせる可能性があります。警察の調査によると、この事故による負傷者は幸いにもいなかったということです。

高速道路でのタイヤトラブルは、大きな事故につながる可能性が高いため、日頃からのタイヤの空気圧や摩耗状態の確認といった定期的な点検が、安全運転には不可欠であると改めて考えさせられる事例です。

まとめ

愛知県の名神高速道路で発生した乗用車のガードレール衝突・横転事故は、目撃者の証言と映像から、タイヤバーストが原因で車両が制御不能になった可能性が非常に高いことが示されました。幸いにも負傷者はいませんでしたが、高速道路上での突然のタイヤトラブルがいかに危険であるかを浮き彫りにしています。ドライバーは日頃から車両、特にタイヤの点検を怠らず、高速走行中の異常には迅速かつ冷静に対処する心構えが重要です。

参考文献

  • FNNプライムオンライン
  • Yahoo!ニュース (記事元)