サントリーホールディングス(HD)会長を辞任した新浪剛史氏が2日、朝日新聞の取材に応じた。自身が購入したサプリメントが警察の捜査を受けたことについて、「違法性のあるサプリとは認識していなかった。私は潔白だ」と主張した。
【画像】新浪氏、購入サプリは「CBD」 大麻草由来、成分次第では違法に
辞任に至った理由については「最終的に辞めないと会社がまとまらないと思った」と説明。一方で、経済同友会の代表幹事の役職は「今のところ辞める考えはない」とし、続投の意向を示した。
捜査関係者によると、福岡県警が8月22日、東京都内の新浪氏の自宅を麻薬取締法違反(輸入)の疑いで家宅捜索をした。違法な薬物は見つからず、新浪氏も関与を否定したという。
新浪氏は取材に対し、自身が購入したサプリについて、同法などが規制するTHC(テトラヒドロカンナビノール)を含まない、合法の「CBD(カンナビジオール)」と認識していたと主張した。
朝日新聞社