NHK連続テレビ小説『虎に翼』の出演者たちが、再び都内の飲食店に集結した。主演を務める女優の伊藤沙莉(31)は、全身黒のワントーンコーデで登場し、ドラマ関係者との再会を笑顔で楽しんだ。この特別な集まりは、先日、第51回放送文化基金賞のドラマ部門最優秀賞という快挙を成し遂げた『虎に翼』を祝うパーティだった。
朝ドラ史上初の快挙と「感謝の宴」
芸能関係者によると、『虎に翼』が朝ドラ作品として放送文化基金賞の最優秀賞を受賞するのは、番組史上初の出来事だという。昨年5月の放送期間中には、ドラマの好評を受けての「感謝の宴」が、9月にはクランクアップを祝う打ち上げが開催されていた。座長である伊藤沙莉は、撮影スタッフや共演者と親睦を深めることが大好きで、「何かと理由をつけて集まっている」と関係者は語る。今回のパーティも、その延長線上にある温かい交流の場となったようだ。
伊藤沙莉が『虎に翼』祝賀会に笑顔で出席、左手薬指に結婚指輪が光る女優の姿
左手薬指に光る「夫婦」の証
今回の祝賀会には、作中で伊藤沙莉演じるヒロイン・寅子の夫役を演じた岡田将生(36)も出席し、久しぶりの“夫婦再会”が実現した。しかし、クランクアップ時と比べて、二人の間にはある大きな変化が見られたという。複数の関係者が証言するところによると、伊藤沙莉と岡田将生は二人とも、左手の薬指に結婚指輪を光らせていたのだ。
岡田将生は昨年11月に女優の高畑充希(33)との結婚を発表し、続く今年1月には伊藤沙莉が脚本家の蓬莱竜太(49)との結婚を公表している。芸能関係者は「お互いのパートナーに関する話題などで盛り上がったのではないでしょうか」と推測する。伊藤沙莉自身も、今年1月4日に配信された自身のラジオ番組で、岡田将生から「朝ドラヒロインでカメラ前のスタンバイの時間に彼氏の名前をすごい出す女優を初めて見た」と言われたエピソードを明かしており、二人の親密な関係性がうかがえる。今回のパーティは、この新婚の二人の「W結婚祝い」も兼ねて行われたという。
待望のスピンオフ&映画化計画と「沖縄ロケ」
この祝賀会では、伊藤沙莉と岡田将生への「結婚祝い」として、嬉しいサプライズも用意されていた。『虎に翼』の大ヒットを受け、スピンオフドラマと映画化の計画が現在進行中で、映画の撮影は都内近郊だけでなく、沖縄や名古屋でも予定されているというのだ。
主題歌「さよーならまたいつか!」を担当した米津玄師(34)のミュージックビデオが沖縄で撮影されたこともあり、伊藤沙莉と米津玄師は『虎に翼』の縁で対談も行っていた。関係者からは「沖縄の話を聞いていたのでは」という声も聞かれる。さらに、伊藤沙莉は9月公開の主演映画『風のマジム』で既に沖縄ロケを経験しており、「やった! また沖縄に行ける」と喜びをあらわにしていた。名古屋でのロケについても、「おいしい食べ物がいっぱいあるからね!」と語り、共演者たちと“何がお酒に合うか”という話題で盛り上がったそうだ。
このNHKからの思わぬ「プレゼント」は、まさに『虎に翼』が生んだ“夫婦”への「W結婚祝い」となった。沖縄でのロケが加わることで、視聴者は寅子の新たな一面をどのように見ることができるのか、期待が高まる。
参考文献
- 『女性自身』2025年9月16日号