【AFP=時事】(更新)オーストラリア・シドニー北部のロングリーフビーチで6日、「大型のサメ」とみられる生物に男性が襲われ死亡し、複数のビーチが閉鎖された。警察が明らかにした。
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ニューサウスウェールズ州警察によると、男性は海から引き揚げられたが、現場で死亡が確認された。
警察は「ノーザンビーチで、大型のサメと見られる生物にかまれて男性が死亡した」と述べた。
サーフボードの二つの破片が回収され、法医学的検査のために運ばれた。
シドニーでサメによる死亡事故が発生したのは、2022年に35歳の英国人ダイビングインストラクター、サイモン・ネリストさんがリトルベイ沖で死亡して以来。その前のシドニーでのサメによる死亡事故は1963年にさかのぼる。
今回のサメ襲撃を受け、北部郊外のマンリーとナラビーンの間の太平洋沿いのビーチは「追って通知があるまで」閉鎖された。
警察によると、男性が「重傷」を負ったとの通報を受け、救急隊が現場に急行した。
匿名のサーファーによると、男性はロングリーフビーチとディーホワイビーチの間でサーフィンをしていたという。
シドニーの日刊紙デイリー・テレグラフによると、この匿名のサーファーは「4、5人のサーファーが男性を水中から引き揚げたが、下半身の大部分をかまれたように見えた」と語った。その後、海から退避するよう指示があったという。
サーファーは「ライフセーバーが赤い旗を振っていた」「それが何を意味するのか分からなかったが、(岸に)上がった方がいいと思った」と続けた。【翻訳編集】 AFPBB News