9月6日、天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは、非常に多忙な一日を過ごされました。午前中には、皇居・宮殿において秋篠宮家の長男悠仁さまの成年式における「加冠の儀」などに参列。その後、間髪入れずに新潟県へと移動され、2泊3日の地方公務に臨まれました。「防災推進国民大会(ぼうさいこくたい)2025」出席のため、その日の午後7時には新潟駅に到着されるという、まさに超ハードスケジュールです。宮殿での儀式でも、そして新潟での公務の場においても、愛子さまが周囲を和ませるような温かい笑顔を見せられたことは、多くの人々の心に深く刻まれました。
防災推進国民大会で関係者と笑顔を交わす愛子さま、新潟市での公務
悠仁さまの成年式と厳かな儀式
午前11時15分、皇居・宮殿内の「春秋の間」にて、悠仁さまの成年式における中心儀式である「加冠の儀」が滞りなく執り行われました。儀式を終えられた悠仁さまは、成年の証である黒の縫腋袍(ほうえきのほう)にお召し替えになり、宮殿の車寄せから儀装馬車に乗って出発されました。これは、三殿(賢所、皇霊殿、神殿)に拝礼し、賢所で告文を奏上する「賢所皇霊殿神殿に謁するの儀」に臨むためです。
悠仁さまを乗せた馬車が車寄せを出発される際には、愛子さまをはじめ、常陸宮華子さま、寛仁親王妃信子さまといった、ローブモンタントをお召しの女性皇族方が宮殿の車寄せにずらりと並ばれ、厳かに悠仁さまをお見送りされました。
女性皇族方が見守る愛子さまの優雅なご表情
淡いさくら色の美しいドレス姿の愛子さまは、両隣の華子さまや装束姿の男性に、終始穏やかな笑顔で言葉を交わされていました。現場で取材にあたっていた報道陣の一人は、その時の様子を次のように振り返ります。
「常にほほ笑みを絶やさず、妃殿下方と会話をされるそのお姿は、非常に優雅でいらっしゃいました。プリンセスとして日々洗練されていらっしゃるご様子に、大学をご卒業されてわずか1年半とは思えないほどの感慨を覚えました。」
悠仁さまを乗せた儀装馬車は、宮殿の東庭を通り、皇居・正門から三殿へと向かっていかれました。
公務で見せた自然体の笑顔:愛子さまの魅力
悠仁さまのお見送りが終わりに近づこうとするその瞬間、愛子さまがふと、顔をほころばせる一幕がありました。
取材関係者は、「お見送りを終え、少し息をつかれたタイミングだったのでしょうか。完璧に整えられた“よそいき用”のプリンセス・スマイルとは異なる、良い意味で『油断』されたような、実にチャーミングな笑顔を見せてくださいました」と語っています。周囲にいる人々も、知らず知らずのうちに笑顔になってしまうような、人を惹きつける温かい魅力が愛子さまには備わっています。
結びに
皇室の重要な儀式への参列と、国民の安全に関わる地方公務。多忙を極める日程の中でも、愛子さまが一貫して見せられた優雅で、時に自然体な笑顔は、多くの人々に安らぎと希望を与えました。公務への真摯な姿勢と、人々を和ませるお人柄は、今後のご活躍への期待を一層高めています。