漫画村の元運営者、起訴内容認める 著作権法違反事件の初公判で





福岡県警が公開したパソコンなどの押収品=9月25日午前、福岡・中央署

 人気漫画をインターネット上に無断で公開する海賊版サイト「漫画村」(閉鎖)を巡る著作権法違反事件で、同法違反罪に問われた元運営者、星野路実被告(28)は16日、福岡地裁で開かれた初公判で「責任はあると思います」と述べ、起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で、星野被告が、掲載指示役の安達亘被告(38)=公判中=と共に、遅くとも2016年12月までに漫画村の運営を始めたと指摘。「月に1回、掲載役に報酬を渡していた」と述べた。

 起訴状によると、17年5月、集英社の人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」と「キングダム」の画像データをサーバーに保存し、無断でネット上に公開したとしている。

 漫画村は国内最大規模の海賊版サイトで、昨年4月に閉鎖。著作権法違反罪で掲載役の男女が有罪となっている。



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