【クリップボード】「G.I.ジョー」最新作 日本での撮影を誘致





映画「G.I.ジョー 漆黒のスネークアイズ」のスタッフ、俳優陣が日枝神社で祈祷を受けた=10日午前、東京都千代田区

 米映画「G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ」の撮影が日本国内で行われる。外国映画の撮影誘致の経済効果などを見極める内閣府の調査事業の一環。

 今月10日に東京都内で行われた記者会見に出席した内閣府の平将明(たいら・まさあき)副大臣によると、わが国は外国映画の撮影に対する優遇措置がなく、各種規制も厳しいことから誘致は他国に後れを取っている。平副大臣は、「これは、クールジャパン事業を所管する内閣府の実証実験。撮影地への訪日客の増加など産業効果が期待される。撮影を通じて具体的な課題を抽出し、他国にない制度、仕組みを作りたい」と狙いを説明した。製作費も一部支援する。

 映画は、「G.I.ジョー」(2009年)の最新作。刀が武器のキャラクター、スネークアイズ誕生の謎を描く。エグゼクティブプロデューサーのエリク・ハウサムによると、「大阪、姫路、茨城など」での撮影を予定。日本からは平岳大(ひら・たけひろ)が出演する。ロベルト・シュヴェンケ監督は「チャンバラや任侠(にんきょう)映画など日本映画の要素を正しく描きたい」と日本映画ファンらしい抱負を語り、東京都千代田区の日枝神社でヒットの祈祷(きとう)を受けた。年内公開予定。



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