露外相「最新兵器も新START対象」 米に歩み寄り求める

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 【モスクワ=小野田雄一】ロシアのラブロフ外相は、2021年2月に期限切れとなる米露の新戦略兵器削減条約(新START)が延長されるなら、ロシアは開発中の2つの最新戦略兵器を条約の規制対象に含める用意があると述べた。22日放映の国営テレビの番組で語った。ロシアは新STARTを維持したいと考えており、最新兵器に言及することで米国に歩み寄りを求めた形だ。

 2つの最新戦略兵器はマッハ20(音速の20倍)以上で飛行可能な極超音速兵器「アバンガルド」と、新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「サルマト」。ロシアは、これらが米国のミサイル防衛(MD)システムを突破できるとしている。

 米露間では8月、中距離核戦力(INF)全廃条約が失効し、新STARTは両国間に残る唯一の軍備管理条約。本格的な軍拡競争を避けたいロシアは新START延長を求めてきたが、軍備管理に中国を含めたい米国は否定的だ。

 ラブロフ氏はまた、INF条約の失効に伴い、米国が日本や韓国へのミサイル配備を検討していると主張。日韓に配備されれば「ロシアのウラル地域まで到達する」とし、安全保障上の脅威になるとの認識を改めて示した。

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