大学院入試漏洩懲戒解雇 首都大東京の男性教授

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 首都大学東京は24日、大学院の入試で試験問題を漏洩(ろうえい)したり、平成28年の参院選で特定候補者への投票を働き掛けたりしたとして、健康福祉学部の竹井仁教授(53)を懲戒解雇処分にした。

 大学によると、竹井教授は29年5月に実施された大学院人間健康科学研究科の博士前期課程の入試で、受験者1人に対して自らが問題作成者と明かした上で内容を漏洩。28年7月の参院選では複数の学生や親に特定候補者への投票を依頼したとしている。

 上野淳学長は「入試や教育という大学の根幹に関わる重大な問題であり、深刻に受け止めている。再発防止や信頼回復に取り組む」とのコメントを出した。

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