【ニューヨーク=上塚真由】会社法違反(特別背任)などの罪で起訴され、保釈中にレバノンへ逃亡した日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(65)は2日、米国の代理人を通じて声明を発表し、「私は単独で出国の準備をした」と主張、家族の関与を否定した。
欧米メディアは、妻のキャロルさんが出国に際し主導的な役割を果たしたと報じていた。
ゴーン被告が発表した声明は次の通り。
「私の日本からの出国に関し、私の妻のキャロルや他の家族が役割を果たしたという推測の報道が出ている。こうした推測は全て不正確で間違いだ。私は単独で出国の準備をした。私の家族は何の役割も果たしていない」