ホンダ、中国で過去最高 19年新車販売、155万台





ホンダのロゴ=東京都江東区の東京モーターショー(佐藤徳昭撮影)

 ホンダが6日発表した中国市場における2019年の新車販売台数は、前年比8・5%増の155万4433台だった。過去最高を更新し、2年ぶりにプラスとなった。米中貿易摩擦で市場全体が落ち込む中、故障が少ない日本車への根強い人気を見せつけた。

 中国で初めて150万台を超えた。主力セダン「シビック」やスポーツタイプ多目的車(SUV)「CR-V」がけん引。中国で展開する二つの合弁会社がともに前年実績を上回った。

 一方、19年12月は前年同月比25・6%減の14万2831台だった。ホンダは前年にセダン「アコード」などが好調だった反動減としている。

 20年の中国市場は引き続き縮小する見通しで、販売競争は一層激しくなる。米中が貿易協議の「第1段階」合意に達し、消費者心理が回復するかどうか注目される。

 他の日系自動車大手は、マツダが19年は前年比16・4%減と苦戦。トヨタ自動車と日産自動車は近く業績を公表する。(共同)



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