8日のニューヨーク株式市場は中東情勢への懸念が和らいだことで反発した。ダウ工業株30種平均は前日比161・41ドル高の2万8745・09ドルで取引を終えた。ハイテク株主体のナスダック総合指数は60・66ポイント高の9129・24と過去最高値を更新した。
イランが米軍駐留基地を攻撃し予告通り報復したが、トランプ米大統領が反撃を否定。武力衝突はこれ以上拡大しないとの見方が広がり、買い戻しが活発化した。
銘柄別では、医療保険のユナイテッドヘルス・グループや金融・旅行のアメリカン・エキスプレスが上昇した。小売りのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスや航空機のボーイングは売られた。(共同)