英女王、ヘンリー王子夫妻の独立容認

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エリザベス女王(左)と並んで立つメーガン妃(中央)とヘンリー王子=2018年7月、ロンドン(AP)

エリザベス女王(左)と並んで立つメーガン妃(中央)とヘンリー王子=2018年7月、ロンドン(AP)

 【ロンドン=板東和正】英王室のヘンリー王子(35)夫妻が主要公務から退いて財政的な独立を目指すと発表した問題で、祖母のエリザベス女王(93)は13日、「彼らの願いを理解し、尊重する」と夫妻の意向を容認する声明を発表した。一方、夫妻がどこまで経済的に自立するのかなどの詳細は決まっておらず、女王は声明で数日中に最終的な決定を出す方針を示した。

 女王は声明で、「夫妻が若い家族として新しい人生を作りたいという願望を全面的に支持している」と述べた。「移行期間」を設けた上で、英国とカナダで暮らすことを認めるという。「移行期間」の具体的な内容や日程は不明だが、王子一家の警備などの問題があるため、二人の新生活を本格的に開始するまで準備する期間を置く考えとみられる。

 現在、王子夫妻の収入の95%はチャールズ皇太子の所領であるコーンウォール公領の収入から得ており、残りの5%は政府の公的資金だ。今後の財政方針などについて、女王は声明で「解決すべき問題は複雑だ」と指摘した。

 一方で、女王は声明で「(夫妻に)フルタイムの王室メンバーであり続けてほしかった」と苦しい心情をあらわにした。英紙タイムズによると、王子夫妻の側近は、女王らの賛同を得てから公務についての見解を発表すべきだと助言していたが、王子は妻とともに発表を強行。女王は王子の決断を事前に知らなかったとされ、英メディアは「王室の関係者はショックを受け、完全に激怒している」などと伝えていた。

 英BBC放送によると、女王は13日、声明の発表に先立ち、英東部の御用邸で緊急会議を招集。王子やチャールズ皇太子(71)のほか、兄のウィリアム王子(37)も参加した。ヘンリー王子の妻、メーガン妃(38)はカナダに滞在中で、電話で会議に参加したという。

 王子はチャールズ皇太子と故ダイアナ元妃の次男で、王位継承順位6位。王子夫妻は8日に発表した声明で、王室の中核メンバーが担う公務から退き、今後は英国、カナダの双方で暮らす考えを表明していた。

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