財務省が14日発表した2019年11月の国際収支速報によると、海外とのモノやサービス、投資の取引状況を示す経常収支の黒字額は、前年同月比75・0%増の1兆4368億円だった。黒字は65カ月連続。
経常収支のうち、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は25億円の赤字。輸出は10・2%減の6兆2442億円、輸入は16・6%減の6兆2466億円だった。
旅行や貨物輸送を含むサービス収支は1630億円の黒字となった。
海外投資で生じた利子や配当の動向を表す第1次所得収支の黒字は0・1%増の1兆4575億円だった。