愛知県岡崎市の新東名高速道路でトラックがあおり運転をされた事件で、強要容疑で再逮捕された会社役員、宮崎文夫容疑者(44)が「進路を妨害されたので、『やられたら嫌だ』と分かってもらうため、やり返した」という趣旨の供述をしていることが16日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、宮崎容疑者は昨年7月23日朝、神奈川県から大阪府の当時の自宅に戻るため、新東名高速下り線を高級スポーツタイプ多目的車(SUV)で走行。
岡崎東インターチェンジ(IC)手前で、片側2車線の追い越し車線を走っていた宮崎容疑者の前に、走行車線から大阪府富田林市の男性会社員のトラックが移った。男性が走行車線の別のトラックを追い越し、走行車線に戻ると、宮崎容疑者は前方に回って急減速や蛇行運転を繰り返した。
男性は避けようと再び車線を変更したが、あおり行為は約1分間、約700メートルにわたって続き、トラックは時速約9キロまで減速した。