【阪神大震災25年】「あの日、知らない子に知ってほしい」 西宮震災記念碑公園

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阪神大震災から25年を迎え、震災記念碑に刻まれた名前を探す女性ら=17日午前6時3分、兵庫県西宮市の西宮震災記念碑公園(山田哲司撮影)

阪神大震災から25年を迎え、震災記念碑に刻まれた名前を探す女性ら=17日午前6時3分、兵庫県西宮市の西宮震災記念碑公園(山田哲司撮影)

 兵庫県西宮市の西宮震災記念碑公園では午前5時ごろから遺族らが続々と集まり、市内の犠牲者1086人の名前が刻まれた石碑の前で祈りをささげた。石井登志郎市長は「皆で助け合ったあの日を胸に、世界に震災の教訓を伝えることはわれわれの責務だ」と追悼の言葉を述べた。

 震災で自宅2階が崩れ、母の渡辺勝代さん=当時(58)=が犠牲になったという同市の会社員、竹中美佐さん(48)は次女(23)とともに黙(もく)祷(とう)。「被災直後は心の整理がつかなかったが、今では毎年、子供と来ている。震災を知らない子に少しでもあの日を知ってほしい」と話した。

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