日本郵便は17日、手紙やはがきといった郵便物の配達用として、ホンダの電動二輪車を導入した。二酸化炭素(CO2)削減に向けた取り組みの一環。首都圏を中心に、2019年度中に200台を配備し、20年度には2000台程度を追加する方針だ。
電動二輪車は「ベンリィ イー」をベースに仕様を変更。バッテリーは着脱式で、郵便局内で充電する。将来的に一般の人が使える充電ステーションとして郵便局を活用することも検討する。
日本郵便とホンダは17日、最初に納車する東京都新宿区の「新宿郵便局」で式典を開いた。ホンダの担当者は「郵便バイクとして、溶け込むことを期待する」と述べた。
日本郵便は配送用に、三菱自動車の電気自動車(EV)の導入も進めており、環境対応を強化していく考えだ。