経団連の中西宏明会長は27日、記者団に対して、新型コロナウイルスによる肺炎をめぐる株価下落など経済への影響について、「大変心配している」と懸念を示した。「大量に人が動く春節と同期したのが不幸で、それを中国政府が急に(人の移動などを)止めたので、どういう格好でうまく収束させていくか。(今春の)習近平国家主席の訪日にも影響しかねない」と指摘した。
今後の対応策については「今は風邪への対応だが、急いで、専用ワクチンの開発に取り組むべきだ、そんなに時間がかからずに、いまの技術ならできるのではないか」との見通しを示した。