不明社長の遺体遺棄 容疑で知人の男逮捕 大阪府警


 大阪市内の塗装会社の40代の男性社長が今月22日から行方不明となり、兵庫県西宮市の山中で遺体が見つかった事件で、大阪府警が遺体は男性社長と特定したことが28日、捜査関係者への取材で分かった。府警は男性社長の遺体を遺棄したとして、死体遺棄容疑で知人の30代の男を逮捕した。

 捜査関係者によると、逮捕されたのは、男性社長の会社の関係者という。男性社長は22日夜、妻に「自宅に帰る」と連絡したものの帰宅しないため、妻が翌日、行方不明者届を出していた。府警が捜査したところ、同市住之江区の会社事務所周辺で血痕のようなものを確認。さらに、同市西区の駐車場では、男性社長が使っていた軽乗用車も発見されていた。

 同課は、男性社長が事件に巻き込まれた可能性があるとみて捜査。血痕が見つかった会社事務所から約30キロ離れた西宮市内の山中で27日、遺体を発見し、身元を特定した。遺体が発見されたのは、神戸電鉄有馬温泉駅から北東へ数キロ離れた山間部だった。

 捜査関係者によると、男性社長が経営する会社関係でトラブルがあったとの情報もあり、同課は逮捕した男から詳しく事情を聴く。



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