レオパレス21の大株主の投資ファンド「レノ」(東京)は28日、2月のレオパレス臨時株主総会で提案する予定だった全取締役の解任を撤回すると発表した。拒否していた臨時総会の開催を一転して決めたことや、新たな社外取締役2人を選任するといったレオパレスの対応を評価した。
レノは村上ファンドを率いた投資家の村上世彰氏が関わるファンド。村上氏側近の大村将裕氏を取締役、レノの社長ら2人を社外取締役に選任する株主提案も修正し、社外取締役2人については撤回した。
レオパレスは27日、臨時総会を2月27日に開き、社外取締役2人の選任を諮ると発表した。レノは「改革案について真剣に検討を進めている姿勢がうかがえた」としている。