タイの地元メディアによると、首都バンコク近郊のスワンナプーム国際空港からコンテナに入れてトラックで輸送中だったキリン2頭が28日、東部チャチュンサオ県の幹線道路で逃げ出した。1頭は同日、捕獲されたが、1頭は逃げたままだ。脱走後、周辺ではキリンが道路を走る様子が目撃され、騒然となった。
地元メディアの29日の報道によると、逃げたのは体長約4メートルと約6メートルの2頭。アフリカから輸入され、輸送先は東部プラチンブリ県の動物の飼育センターだった。トラックの男性運転手は、地元メディアの取材に、ゆっくりと走行していた際に、2頭が道路脇の茂みに逃げたのを目撃したと説明。車を止めて確認したところ、コンテナの扉が開いていたという。運転手は、しっかりと閉められていなかったようだと話している。
動物を載せた計24台のトラックが一団となって、飼育センターに向かっている途中の出来事だった。(共同)