【沢尻エリカ被告 初公判詳報】(1)黒髪のポニーテール、上下黒のパンツスーツ 「お守り袋にMDMAがある」





東京地裁に入る沢尻エリカ被告を乗せたとみられる車両=東京都千代田区(佐藤徳昭撮影)

 《自宅マンションで合成麻薬MDMAなどを所持したとして、麻薬取締法違反の罪に問われた女優、沢尻エリカ被告(33)の初公判が31日午後3時、東京地裁(滝岡俊文裁判官)で始まった。わずか19席の一般傍聴席を求めるファンらが朝から地裁近くの日比谷公園に集まり、長蛇の列をつくった。午前11時の締め切りまでに並んだ人は2229人、倍率は約117倍。女優、酒井法子さんの覚せい剤取締法違反事件の初公判(約330倍)には及ばないが、麻薬取締法違反の罪に問われ懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決が確定したミュージシャンで俳優だったピエール瀧(本名・瀧正則)さんの初公判(約60倍)の約2倍に達した》

 《昨年12月6日に警視庁東京湾岸署から保釈された際は、沢尻被告が乗った車のカーテンは閉められ、表情はうかがい知れなかった。沢尻被告が逮捕以降、公の場に姿を見せるのは地裁の法廷が初めてとなる》

 《午後3時。入廷した沢尻被告は傍聴席を一瞥(いちべつ)して席に着いた。上下黒色のパンツスーツに白いシャツを着用。黒い髪を後ろで結んだポニーテールで、長いまつ毛と深紅の口紅が目を引く。その唇を真一文字に結び、じっと前を見据える。滝岡裁判官が開廷を告げた》

 裁判官「それでは時間になりますので始めます。被告人は証言台の前に立ってください」

 《沢尻被告が証言台の前に立つ》

 裁判官「名前は何といいますか」

 沢尻被告「沢尻エリカと申します」

 《静まり返った法廷に沢尻被告の声が響く。裁判官に生年月日を尋ねられた沢尻被告は、背筋を伸ばし、はっきりとした口調で答えていく。明智光秀が主人公の今年の大河ドラマ『麒麟(きりん)がくる』では、斎藤道三の娘で織田信長の正妻となる帰蝶(濃姫)役として初回から登場予定だった。今回の事件でドラマは撮り直しとなり、代役に川口春奈さんが起用されたことも話題になった》

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