東京五輪のバレーボール、パラリンピックの車いすバスケットボールの会場として東京都が新設した「有明アリーナ」(江東区)の完成披露式典が2日、開かれた。整備費は約370億円。大会後は、カフェやレストランを備え、主にコンサートやイベントなどで活用する。式典で小池百合子知事は「木材をふんだんに使い、温かみのある空間になった。東京大会でアスリートの熱戦が感動を伝えてくれると確信している」とあいさつした。
デモンストレーションでバレーボール女子日本代表の練習や、車いすバスケ男子日本代表による試合形式の練習も披露され、得点が入るたびに一般の観客から拍手や歓声が上がった。アイドルグループAKB48のメンバーによるミニライブも開かれた。
アリーナは昨年12月に完成。地上5階で、和のイメージを意識し天井やコンコースの壁などに約800立方メートルの国産木材を使用している。