石油メジャーの19年決算、原油安で3社とも減収減益


 欧米石油メジャー3社の2019年12月期決算が4日出そろい、全社とも減収減益となった。米中貿易摩擦に伴って世界経済が減速する中、原油価格が落ち込んだのが影響した。

 20年も新型コロナウイルスによる肺炎の拡大が景気の足かせとなることが懸念されており、石油需要を下押しして業績に響く可能性がある。

 各社の最終利益は、英オランダのロイヤル・ダッチ・シェルが前期比32%減の158億4300万ドル(約1兆7300億円)だった。採掘や生産を担う上流部門の採算が原油安で悪化した。

 米エクソンモービルは31%減の143億4千万ドルと大きく落ち込んだ。英BPも57%の大幅減となった。売上高はそれぞれ7~11%の減少となった。(共同)



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