堺市百条委 竹山前市長の選挙資金収支報告書の出納責任者を尋問 





堺市の竹山修身前市長=1月30日、堺市

 関連政治団体の政治資金収支報告書に多額の虚偽記入や不記載があったとして、政治資金規正法違反罪で略式起訴された堺市の竹山修身(おさみ)前市長(69)の選挙資金問題を追及する同市議会は7日、地方自治法に基づく調査特別委員会(百条委)を開き、竹山氏の選挙資金収支報告書の元出納責任者の証人尋問を行った。元責任者が公の場で説明するのは初めて。

 証言台近くについたてが設置され、元責任者の姿は傍聴する市民から見えない形で進行した。百条委委員長の池田克史市議(大阪維新の会)の主尋問で「いつ出納責任者に就任したのか」と聞かれると、「届け出上は(平成29年)9月4日だったと思うが、明確には覚えていない」などと淡々とした様子で答えた。

 先月行われた証人尋問で竹山氏は、政治資金収支報告書の出納事務は「複数人が手伝っていた」と証言した。そのため今回は、元責任者が実際に出納事務にどれほど関与していたかが焦点となる。尋問は午後も続けられる。



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