【米大統領選】民主序盤優位の2氏 非白人票の獲得が至上課題

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4日、米ニューハンプシャー州の選挙イベントで演説するクロブシャー上院議員(ゲッティ=共同)

4日、米ニューハンプシャー州の選挙イベントで演説するクロブシャー上院議員(ゲッティ=共同)
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 【ワシントン=黒瀬悦成】米大統領選の民主党候補指名争い序盤で健闘しているブティジェッジ前サウスベンド市長とクロブシャー上院議員が、中南米系や黒人といった人種的少数派の支持獲得という課題に直面している。第3戦の西部ネバダ州党員集会(22日)は中南米系票、続く南部サウスカロライナ州予備選(29日)は黒人票の行方が勝敗を分けるとされる。非白人有権者の間での知名度が非常に低い両候補にとって、両州で結果を残せなければ、急失速する事態にも陥りかねない。

 ブティジェッジとクロブシャー氏は13日夜、ラスベガス市内で開かれた有力中南米市民団体「統一ラテンアメリカ系市民連盟」(LULAC)の会合に出席し、出席者らに支持を訴えた。スペイン語を話せるブティジェッジ氏は、英語とスペイン語で司会者の質問に答えるなどして聴衆へのアピールを図った。

 ともに中西部出身の中道穏健派である両氏は、指名争いの初戦、アイオワ州党員集会と続くニューハンプシャー州予備選の突破を至上課題としてきたため、非白人有権者向けの選挙活動まで手が回っていない。

 また、ブティジェッジ氏とクロブシャー氏のそれぞれの出身州であるインディアナとミネソタは白人が人口の8割以上を占め、両氏は中南米系や黒人の地位向上に向けた政策にほとんど取り組んでこなかった。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」がまとめたネバダ州での平均支持率では、首位のバイデン前副大統領が21%、サンダース上院議員が17・5%なのに対し、ブティジェッジ氏は7%、クロブシャー氏は3%にとどまる。

 また、キニピアック大が10日発表した世論調査によると、黒人有権者の間でのブティジェッジ氏の支持率は4%、クロブシャー氏に至っては0%だった。

 3月3日に全米14州などで一斉に予備選・党員集会が実施される「スーパーチューズデー」では、国内でも最大規模の中南米系人口を抱えるカリフォルニア州とテキサス州でも予備選が行われる。他州でも、広範な層の有権者から支持を得られなければ勝利はおぼつかない。

 ネバダとサウスカロライナでの結果は、ブティジェッジ氏とクロブシャー氏がスーパーチューズデー以降の指名争いで躍進できるかどうかを占う重要な試金石となりそうだ。

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