自宅前でブラジル人夫婦刺され死傷 静岡県菊川市

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 17日午後7時半ごろ、静岡県菊川市赤土で「夫がナイフでやられた」と、ブラジル人の妻が勤務先を通じて通報した。静岡県警によると、夫が自宅前で血を流して倒れており、搬送先の病院で死亡が確認された。妻も腕に切り傷を負ったが、命に別条はないという。現場から凶器は見つかっておらず、妻が「襲った男が逃げた」と話しており、県警は殺人事件として菊川署に捜査本部を設置した。

 県警によると、夫婦はいずれもブラジル人で、死亡したのは派遣社員のデ・ソウザ・マルコスさん(44)。負傷した妻は派遣社員のタカハシ・デ・ソウザ・クリスチャーニ・マリーさん(43)。

 マルコスさんは勤務先から帰宅した際、自宅前で男に刃物で複数箇所を刺された。自宅にいたマリーさんが屋外でもめているような声を聞いて自宅を出たところ犯行を目撃。制止しようとしたが、切り付けられた。

 男の国籍や年齢は不明。上下とも黒っぽい服装で、刃物を持ったまま逃走したとみられる。マリーさんは犯人について「面識はない」と話しているという。

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