前橋市新年度予算案 一般会計1443億円 2年連続増額


 前橋市は18日、総額1443億2308万円の令和2年度一般会計当初予算案を発表した。前年度当初比0・2%増で2年連続の増額。任期満了に伴う9日投開票の市長選で3選を果たした山本龍市長は「市民のためにやるべき仕事が増えている。未来に向かって、さらなる一歩を踏み出せる予算になった」と話した。

 予算案は、「教育・人づくり」や「結婚・出産・子育て」「シティプロモーション」など6つの柱に沿って提示した。

 重点事業として、市庁舎一部改築工事に3億8701万円、上武道路「道の駅」設置に21億5950万円を計上。

 新規事業では、民間保育所・認定こども園への保育支援員の配置(1億950万円)▽いじめなど学校でのトラブルについて法的なアドバイスを行う弁護士「スクールロイヤー」の設置(250万円)▽西善中内、駒寄スマートインターチェンジ周辺産業団地造成(7億5936万円)-などを盛り込んだ。

 山本市長は、公約で訴えた高校生までの医療費の無料化についても、「医師会との協議と財源の確保について詰め、できるだけ早く実施したい」と意気込みを述べた。

 歳入のうち市税収入は、法人市民税の17・8%減を見込み、0・2%減の535億9307万円。歳出では、認定こども園への施設型給付費などの増加により、民生費を5・3%増の549億9861万円と見込んだ。 



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