偽造されたJCBギフトカードでゲーム機「ニンテンドースイッチ」を購入したとして、警視庁池袋署は、偽造有価証券行使と詐欺の疑いで、いずれも中国籍でさいたま市の職業不詳、宋元坤容疑者(58)と妻の劉静容疑者(58)を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。逮捕は14日。
池袋署によると、宋容疑者らは観光などの目的で昨年12月に来日。知人の中国籍の男女から「スイッチを専門で買い取る人がいてお金になる」と偽造カードを渡され、他の日にも複数回購入したという。
同じ日に別の家電量販店でもスイッチが狙われる事件があり、同署は短期滞在者に購入させ、中国などで売却する組織が関与した可能性があるとみて調べる。
宋容疑者らの逮捕容疑は、共謀し今年1月4日午後5時ごろ、東京都千代田区の家電量販店で偽造ギフトカード117枚を使い、スイッチ4点をだましとった疑い。いずれも「偽物と知らずに使った」などと否認している。